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【食物文化科】第1回郷土料理伝承事業「小豆ばっとう」

 6月5日(水)、食物文化科3年生の課題研究「地域資源と食文化コース」の生徒たちを対象に第1回郷土料理伝承事業が行われました。
 今年の地域資源と食文化コースは、気仙地域の郷土料理の一つ「小豆ばっとう」をテーマに研究活動を行っています。
 大船渡農業改良普及センターの協力の元、小豆ばっとう食の匠の松田ひろ子さんをお招きし、基本の小豆ばっとうの作り方を教えていただきました。

開会宣言

 はじめに、松田ひろ子さんから小豆ばっとうの由来をお話ししていただきました。
 小豆ばっとうは、中力粉で作ったはっとうを小豆と一緒に食べる郷土料理で、盆の7日に「7回水浴びをし、7回はっとうを食べる」といわれていました。また、農作業の小昼や行事食としても食べられていたそうです。

はじめにはっとうの生地のこね方からご指導いただきました
みんなでこねた生地の固さをしっかり確認!耳たぶよりちょっと固めかな?
さあみんなで作ってみましょう!水分量の調節が難しい!💦
少しずつ入れよう!
きれいにまとまりました!ここから20分ほど寝かせます。
生地を寝かせている間に、小豆の作り方を確認します。
小豆には「ざらめ」を使用!甘さとコクが出ます。
いよいよ生地を伸ばして切っていきます。初めて見る道具に生徒たちは興味津々です!
匠の技を目で盗んで生徒も上手に切れています!
完成品がこちら!こちらは食の匠、松田ひろ子さんが作ったもの。
こちらは生徒が作ったもの。
最後はみんなで松田さんが作ったものと、自分たちで作ったものを食べ比べました!
 

 食べ比べてみると、、、
・はっとうの固さ、厚さ
・小豆の甘さ
・汁の量

 などさまざまな面で松田さんとの違いが感じられました。
 最終的に、審査会での認定を経て11月23日(土)に高校生による地域住民の方々に伝承会を行います。
 ここからさらに研究を重ね、食の匠松田ひろ子さんの味に近づけられるよう努力していきます!