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【食物文化科】食の匠気仙地方連絡会郷土料理講習会に参加
9月18日(水)、食物文化科3年生の課題研究「地域資源と食文化コース」の生徒たちが「食の匠 気仙地方連絡会郷土料理講習会」に参加してきました。
今年の地域資源と食文化コースは、気仙地域の郷土料理の一つ「小豆ばっとう」をテーマに研究活動を行っています。
第1回郷土料理伝承事業のnoteはこちらから☟
本日の講習内容と講師は、
(1)おはぎ (講師:佐藤ミキ子 様)
(2)山菜の白和え (講師:松田ひろ子 様)
の二品をご指導いただきました。
はじめに「おはぎ」の講習からです。
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おはぎに使用する小豆の赤色は古くから邪気を払うものとされ、さまざまな季節の行事料理に取り入れられてきました。
春と秋の彼岸に「おはぎ」がお供えされるようになったのも、魔よけの効果がある小豆と、当時はまだ貴重だった砂糖を使った料理をお供えすることで祖先に感謝の気持ちを伝えることにつながったといわれていることを教えていただきました。
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次に、「山菜の白和え」の講習です。
住田町では、慶弔の際に親戚や近所の方々が豆腐を持ち寄り、郷土料理を作る習慣が食文化として受け継がれたそうです。
さらに、面積のほとんどを林野が占める住田町は。山菜料理も多く、今回の「山菜の白和え」は冠婚葬祭や家庭でのおもてなし料理として振舞われてきたということを教えていただきました。
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山菜の白和えをつくる際は、
①豆腐を下茹でする際は、熱湯でゆですぎない
②豆腐を水切りする際は、キッチンペーパーで絞りすぎないようにする
③具材は煮詰めた後、冷ましておくと味がしみこみやすくなる
④具材から水分が出やすいため、食べる直前に和える
以上4つのポイントを教えていただきました。
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最後は、食の匠の皆さんと一緒に試食をしました!
郷土料理を学びながら、食の匠の皆さんとも交流できる貴重な時間でした。
参加させていただき、ありがとうございました。